教派により儀式が少し異なるキリスト教式の葬儀ですが、信者でない場合は支障がないようです。
ただ、仏式の葬儀とはマナーが異なりますので、注意しましょう。
▽キリスト教の葬儀の服装について
キリスト教の葬儀の際の服装は、男性の場合は、「喪服」か「ダークな色のスーツ」、女性は「黒のアンサンブルやワンピース、スーツ」が一般的です。
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「バッグや靴は黒のもの」を着用し、アクセサリーは「真珠」以外のものは身につけない方が無難です。
また、仏式の葬儀では不可欠の「数珠」ですが、キリスト教では持っていかない方が良いでしょう。
▽キリスト教の葬儀の香典について
キリスト教の葬儀においての香典についてですが、表書きは「御花料」にしておくと間違いがありません。
香典袋に水引は不要です。
蓮の花が描かれた香典袋は仏教式の葬儀に使用する者ですので避けましょう。
▽キリスト教の葬儀での献花について
日本のキリスト教式の葬儀で行うことの多い「献花」は、仏式の葬儀で行う「焼香」にあたります。
白く茎が長い生花が一般的で、主に白いカーネーションが使われます。
献花の手順は、「祭壇前で遺族に一礼」し、「花側が右になるように両手で」を生花を受け取ります。
「献花台で遺影に一礼」ののち、「花側が手前にくるように」時計回りに回してから、「献花台に花を捧げて一礼」します。
信者でない場合は、一礼や黙とうで問題ありません。
十字を切らなければならないという事は無いようです